参考書 | tkomtkomtkom@OCU

参考書
Molecular Biology of the Cell (細胞の分子生物学)J6th, E6th:高いなあ!!でも何と言ってもこれが一番。日本語版でよいからじっくりと2回は読んで見てください。英語版で読めとは言いません。私も英語版を読破してはいません。厚いので学生のころはナイフで切って5分割くらいにしてかばんに入れては持ち運んだものです。これを読んだなら雑誌の「実験医学」などはすんなりと読めるようになると思います。

訳者の一人松原謙一先生は素敵な紳士でテニスが上手です。それも王道のテニスです。先生が奈良先端大学で教授をなさっていた頃ときどき先端大のコートで遊んでもらいました。運動の仲間は上下関係もないので実にすがすがしいです。さて先生はヒューマンゲノムプロジェクトの国際連携に関する問題でワトソン博士から書簡を受け取りました。その内容は日本がお金を出さないとプロジェクトの成果は共有できないという内容だったそうです。それで驚いた国のおえらがたは、プロジェクトにお金を出す事にしたそうです。本当に脅しだったのか? あるいはそういってくれと松原先生に頼まれたのか? 日本と言う国は自主的には何かを出来ない国ですからね。

Developmental Biology (Gilbert J-10):内容は新しく、豊富です。今一番のおすすめです。

ゲノム 第4版:最新の分子生物学の参考書.システムバイオロジーの導入書としておすすめ.

Developmental Biology (Gilbert E-11):英語版の最新版

ダビドソン調節するゲノム―発生と進化における遺伝子調節ネットワーク:ダビドソンはウニをもちいた遺伝子ネットワーク解析のエキスパート.

DNAから解き明かされる形づくりと進化の不思議:形と遺伝子のかかわりについて簡単に書かれている.

ワインバーグ がんの生物学(原書第2版):有名な研究者の名著.すべての道は癌につながっている.医学徒分子発生生物学を両方勉強できるのでおもしろい.

ウォルパート発生生物学:ギルバートの本よりすこし古く、コンパクトです。


発生生物学キーノート (R.M.Twyman, 八杉貞雄他):実に明快。まとまっている。でも、ちょっと古いかな。


© 小宮 透 2019